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グッドイノベーター

村上 和佳奈

村上 和佳奈

村上 和佳奈

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1. 現在の活動

私は子育てシェアスペースOmusubiを運営しています。活動は2020年にスタートしました。現在、生後1ヶ月から小学生までを対象とした一時預かりサービスを中心に提供し、リフレッシュや通院、買い物など短時間だけ子どもを預けたいというニーズに応えています。また、子育て中のスタッフが多く、フレキシブルな働き方を推進しています。利用者は主に気仙沼市内や近隣地域の親御さんで、時には遠方からの利用もあります。日々の運営では安全性と安心感を重視し、親子双方にとって価値のある場所を目指しています。

Q2. 背景にある想い

「気仙沼市で気軽に子どもを預けられる場所がない」そんなママたちからの声から始まったのが私たちの施設です。HPで予約ができる、布団や食器は準備不要、利用後に写真とその日の様子がコミュニケーションアプリで届くなど、ママたちが利用しやすい施設としてどんなサービスが必要か、日々見直しながら運営を続けています。私たちのコンセプトは「ひとりにならない。ひとりになれる。」親が自分の時間を持つことは、心と身体にとっても重要なことであり、ママやパパが元気でいられることは、子どもにも良い影響を与えると考えています。「Omusubi」を通じて、親と子どもの双方が安心して過ごせる場所を作ることで、自分の時間も、親子の時間もどちらも大切にしてもらえればと思っています。

Q3. 託児サービスを利用する親御さんたちからの反応や感想で印象的なものはありますか?

託児サービスを利用していただいた親御さんたちからは、ありがたいことに多くの感謝の声をいただいています。初めて利用する際は「子どもを預けることに不安があった」と話す方も少なくありませんが、迎えに来たときの子どもの笑顔や「楽しそうに遊んでいた」という様子を聞いて、安心されたという声をよくいただきます。また、「託児のおかげで久しぶりに夫婦で食事を楽しむことができた」「上の子と過ごし時間を作れるようになった」といった感想も印象的です。特に、普段子どもと過ごす時間が中心となる親御さんにとって、自分の時間を持つことは心のリフレッシュにつながり、育児に向き合う活力を取り戻すきっかけとなっているようです。また、子どもにとっても家族以外の大人や異年齢のお友だちとの関わりは大きな刺激となります。利用後に「次回もぜひ利用したい」という声を聞くたび、この活動が親子にとって意味のあるものであると実感しています。

Q4. 今後どうしていきたいのか?

今後は、より多くの親御さんに施設の存在を知ってもらえればと思っています。見学なども随時受け付けていますので、是非気になっている方は気軽に連絡をいただければ幸いです。私たちは日々、運営体制を整え、安心安全な環境でお子さんたちをお預かりできるよう、保育のブラッシュアップを行なっています。また、子どもを持つスタッフも多いため、ライフワークバランスも大切にしながら「Omusubi」という場所で仕事に向き合ってほしいと考えています。私は、自分が生まれ育った気仙沼市がより子育てしやすい地域になったら良いと感じています。引き続き地域の子育て支援団体さんや行政とも連携をさせてもらいながら、地域全体で子育てを支え合える仕組みを作っていきたいと思っています。