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グッドイノベーター

自分自身が「こういうものがあったら助かる」と感じたアイデアを形に

自分自身が「こういうものがあったら助かる」と感じたアイデアを形に

鈴木 和海

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Q1. 現在の活動

現在は、「コソダテノミカタ」という団体のメンバーとして活動しています。この団体は2021年から助成金を受けて本格的に動き始めました。また、最近ではヘッドスパ事業もスタートし、並行して取り組んでいます。

コソダテノミカタでは、地域のお母さんたちや子育て世帯を対象に、産後のお母さん向けの情報誌を作ったり、イベントを企画したりしています。ヘッドスパ事業では、特に産後で疲れたお母さんたちにリフレッシュしてもらえるような場を提供したいと思って取り組み始めました。

Q2. 背景にある想い

活動をする中で常に意識しているのは、同じ子育て当事者として、地域のお母さんたちと悩みを共有し、一緒に解決方法を考えたいということです。自分自身、子育てをしている時に「こういう場やサービスがあったらいいのにな」と感じることが多かったんですよね。なのでコソダテノミカタでは、「支援」という一方的な姿勢ではなく、一緒に子育てしやすい地域を作るための仲間として活動していきたいと思っています。

Q3. なぜヘッドスパ事業を始めようと思いましたか?

ヘッドスパ事業を始めたのは、自分が産後に経験した辛さが大きなきっかけです。夜中に3時間おきに起きる生活が続いて、心身ともに疲れが溜まっていくことを実感しました。その時に、「もし少しでもリフレッシュできる場があったら助かるのに」と思ったんです。同じような状況にいるお母さんたちに、少しでも楽になってもらえるような場所を提供したいという気持ちが背景にあります。今は「目の前の人がちょっとでも楽になってくれたら、それだけで嬉しい」という気持ちで取り組んでいます。

Q4. コソダテノミカタを通じて、地域全体にどのような変化をもたらしたいと考えていますか?

コソダテノミカタを通じて、地域全体で子育てを支える文化を育てていきたいと思っています。初期段階では、異なる団体のメンバー同士が雑談を交えながら、ビジョンやミッションを共有することから始まりました。その中で、産後のお母さんたちに向けて情報誌を作り、行政と協力して配布するという取り組みも実現しました。こうした活動を通じて、地域の中で子育て家庭が孤立することなく、必要な支援にアクセスしやすい環境を作ることを目指しています。

Q5. 今後どうしていきたいのか?

今後もコソダテノミカタでは柔軟性を大事にしながら、私自身もまた学びながら、一人一人が自分らしい子育てを見つけられるまちを目指していきたいと思っています。また、ヘッドスパ事業では、自分自身が「こういうものがあったら助かる」と感じたアイデアを形にしていきたいですね。CloudJAPANと関わることで、自分の活動が社会にとってどんな意味を持つのかを改めて考えるようになりました。これからも、地域の課題解決に向けて取り組みながら、自分の強みを活かして、みんなが「この活動があってよかった」と思えるものを作っていきたいと思っています。

Cloud JAPANとの関係

2017年:Cloud JAPANの事業「絵本カフェ架け橋」のスタッフとして勤務。

2021年:田中(代表理事)らと共に「けせんぬま子育てコレクティブインパクトプラットフォーム”コソダテノミカタ”」を設立事務局に就任。